コーヒーに角砂糖を1つ



「またブラックで飲んでる…。」


「だったらなんだ。」


風通しのよい部屋に二人きり

静寂という言葉がふさわしい空間には、コーヒーをかき混ぜるカチャカチャという音が響く
もちろんソレは自分の出している音だけで、彼のコーヒーは自分のものとは違い
本来の闇のような色を保っていた


「アンタってブラック好きよねぇ…ただ苦いだけなのに…って甘いの嫌いなだけか。」


その話を聞いたあと(本当に聞いていたのかどうかは怪しいけど)
一口苦々しい液体を流し込む

見た目通りの趣味で
予想通りというか期待を裏切らないというか

以前イエローに『甘さと優しさは違う』と豪語したらしいから甘いものが好きなはずはない


「糖分糖分とらないから表情も硬いんでしょーに。」


「…表情と糖分は無関係だと思うが?」


「そんな細かいこと言ってないで…たまにはなにか甘いものも食べればいいのに。」


「それなら普段から嫌と言うほど取っている。」


ふと、ここで問題(?)発言


甘いものを普段から?何時?何処で?
私でさえそんなところ見たことないっていうのに


「何よソレ?家では毎食ご飯に砂糖かけて食べてるとか?」


「そーじゃなくて…」


私の冗談を本気で受けとめたらしく頭をかかえる彼
本当にどこまでも馬鹿真面目な男だ


気まずそうにチラッと上目遣いで私を見て


「…甘いのなんて…お前だけで十分だ…。」





「は?」




見た目通りの趣味でどこまでも馬鹿真面目で



でも


時々卑怯な人だ





こんなの不意打ちよ





顔に熱が集中するのがわかる







ザバッ





「おまっ…!何して…」


「逆襲よ逆襲。」



なんとなく一本とられた感じがして


彼のコーヒーにありったけの角砂糖を流し込んでやった



「こんなの甘いうちに入らないわよ?」





覚悟してなさいよ




これからずっと、砂糖漬けにしてアゲルから






end


なんていうか…リクに時間かかるのも程があると思います(阿呆)
嗚呼もうぶっちゃけ情けないです(涙)そしてなぜにこんなに甘々なの。
グリ氏ほとんどしゃべってないし…グリブル好きなのにちゃんとかけない…。
麻月さん…長い間おまたせして本当に申し訳ありませんでした!!(土下座)
こんな駄作でよければ(よくないって)もらってやってください。



モドル

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