伝えきれないほどのあふれる想いが存在する







あなたが好きなんです。」


「冗談はよせ。それはお前の勘違いだろう」。



誰も寄せ付けないような切れ長の目で睨まれそう言われた




「残念ながら、冗談でも勘違いでもないんですよ。グリーンさん。」





私だって この気持ちが勘違いだったらどれだけ楽だったか



先刻と同じように グリーンさんは私を睨みつづけている

でも それにひるむ訳にはいかない


「勘違いでないのならアイツへの想いはどうなる?」





そんなモノ






「レッドさんには確かにあこがれてます。でも」







あなたへの想いに比べたら








「でも、私が好きになったのはあなたです。」







「こんなにも強く想うのは、あなただけです。」




たとえ実らないモノでも





相変わらず グリーンさんは『あの目』で私を睨みつづけている

深緑の強い目で





「イエロー、オレは・・・」



「何も言わないで下さい。」



最初から 結果なんて解かり切ってるから



「私はあなたに何も求めてないですから。」




私に必要なのは『私があなたを愛している』という事実だけだから



見かえりなんて求めてないから

優しくなんてしなくていいから





愛してほしいなんて思わないから






ただ一つ 求めるものがあるとすれば






「でも、1つだけ。覚えていて下さいね。」




全部とは言わない 3/1でもいいから




「何を。」




私は



自分の仮面である麦わら帽子をゆっくりと取った




大きく 一つ 息を 吸い込んで



「今あなたの目の前にある私の姿の何がウソでも、
 あなたへの気持ちは本当だってこと。」



『解から』なくていい



ただ『知って』いてほしいだけ






これを失恋だなんて言わせない


私は恋を失ってはいないから


あなたをずっと愛し続けるから



「忘れないで下さい。」





伝わることのない想いはただ溢れかえるばかりでしょう

ソレがどこに行くかは知らないけれど

ソレが無駄なものだとしても



それでも私は―――――――










END



初☆イエグリ(とよんでいいのやら)小説ッす。
こんなくだらんもので申し訳ないですが
YORU様に捧げます。(しーましぇーん)イヤしかし
まともに女のこ攻め書くのってムズイな(汗)まぁ単なるアタシの文才不足なんだろうけど(え)




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